【コラム】知って得する!過払金返還請求・債務整理の手続の流れ

2016-11-28

20161127

債務整理の相談を受けていると、「過払はないんでしょうか?」と聞かれることも

多くあります。

ご相談者の方の取引履歴がない状態ではその場で正確な回答をすることは出来ないのですが、

多くの方が過払いという単語を口にされるところから

過払い金返還請求への関心の高さを感じることがあります。

10年間で消滅時効にかかるということがCM等で言われていることもあると思われます。

そこで、過払い金返還請求の手続き・流れ等について説明します。

 ①まずは弁護士に相談

  過去に高利息のキャッシングをされていたことのある方は、まずは弁護士に相談しましょう。

  弁護士事務所というと敷居の高さを感じることもあるかもしれませんが、

  当事務所では無料相談を実施していますし、そこで色々な知識を得ることによって大きな安心感を得ることが出来ます。

 

なお、債務整理のご相談は当然、過払いが見込まれる事案だけではありません。

過払いが生じるほどの高利息のキャッシングではなくても、現在の支払いが厳しく苦しんでいる方こそ

無料相談を通して、任意整理や自己破産等の知識を得て安心感を得ることは可能です。

 

 ②弁護士への依頼と受任通知の発送

  ご相談の結果、弁護士へ依頼をされた場合には、借入先の業者に対して、受任通知を発送します。

  受任通知というのは、簡単に言えば、この債務者の方について弁護士が代理人がなりましたという通知です。

受任通知を送付することにより現在も業者からの請求が直接にご相談者の方にいくことがなくなりますので、

この点でひとまずの大きな安心を得ることが可能です。

 

同時に、受任通知によって業者に対して、それまでの借入及び返済の取引履歴の開示を求めることになります。

取引履歴の開示を受けることによって、過払い金の発生の有無と金額を調査することが可能になります。

過払い金が発生しない場合でも、違法利息があった場合には現在高が減ることもあります。

なお、取引履歴の開示は弁護士によらずにご本人様が業者に請求をして開示を受けることも可能であり、

事前に取引履歴の開示を受けている場合にはより迅速な過払い金の計算が可能となります。

 

③過払い金の計算

業者から取引履歴の送付を受けると、その取引履歴をもとに過払い金の計算をします。

弁護士にご依頼を頂いた場合には、迅速に、そして過払い金元本に対する5%の利息を付加した

正確な過払い金額を算定することが可能です。

  また、途中で一度完済した後に再度の借入をしているような場合、弁護士としての実務経験をもとに、

全ての取引を一連のものとして含んだ過払い金の請求の可能性について判断することが可能です。

 

なお、過払い金返還請求権は10年間で時効となりますが、10年以上前に完済している場合でも、

その後に再度借入をしていて、完済前の取引と一連の取引と主張出来る場合には

10年以上前の完済分を含めた過払い金の返還請求が可能な場合もあります。

 

④業者との交渉

過払い金の計算を完了したら、次は弁護士が業者に対して過払い金返還の交渉を行います。

そして、任意の交渉に業者がきちんと応じない場合には、弁護士が裁判を起こして返還を求めていくことになります。

裁判というと一般の方にはなじみがなく、大変なことをするイメージがあると思います。

しかし、弁護士にご依頼を頂ければ裁判は弁護士が代理人として裁判所に出頭して進めていきますので、

安心してお任せ下さい。

なお、弁護士の場合には140万円までという制限はありませんので、

計算上出てくる過払い金全額の返還を請求していくことが可能です。

 

⑤過払い金の回収

交渉あるいは裁判の結果認められた過払い金を業者から回収して過払い金返還請求の手続は終了となります。

 

⑥費用・報酬について

当事務所では、過払い金の調査・計算までは無料で実施しています。

そのため、過去のキャッシングで過払い金が発生しているのではないかと考えている方は気軽にご相談下さい。

  仮に、調査の結果、過払い金が発生していなかったという結果になった場合には費用・報酬は発生しません。

  過払い金が発生して、回収も出来る場合には、その費用・報酬は過払い金回収の後に

その過払い金から頂くことになりますので、ご相談者様が予め支払をするという負担はありません。

 

⑦任意整理・自己破産等について

   過払い金が発生しない任意整理、自己破産の案件について、当事務所では初回相談無料、

費用報酬は分割支払い可能として相談をお受けしていますので積極的にご相談ください。