【ブログ】夫婦関係について

2023-05-03

こんにちは。

もうゴールデンウィークに突入ですね。

最近、きれいなお花を発見したので何かなと調べてみたら麦なでしこという花でした。

元々は麦畑の雑草扱いだったようですが、雑草とはとても思えないきれいさです。

 

さて、我孫子あやめ法律事務所では今年も離婚相談を多く受けておりますが、私自身も

多くの離婚を見る中で、法的な争点はそれとして、どうして事実の問題として夫婦関係が

破綻してしまうのかな、どうすればうまくいくのかなと考えることが多くなりました。

永遠の愛を誓ったはずの夫婦が離婚するということは、夫婦生活に幸せを感じられなくな

ったからであり、そうすると結局は幸せとは何か?ということになります。

離婚を言われてしまった側の場合、少なくとも相手は幸せを感じられなくなったということが

言えます。

その原因は何だろうか?ということになると、その人によって違うし、難しいことですが、

最近私自身が読んで感銘を受けた本によると、幸せとはその共同体に貢献できている、役に

立てていると思われた時に感じるものだそうです。

確かに、家族でも、職場でも、地域社会、友人関係でも、役に立てているという感覚は重要な

ものだと思います。私はここで有益な存在だ、ここにいても良いんだという所属感でしょうか。

仕事であれば、給与をもらえることも1つの評価になると思うし、私も依頼者の方に感謝を

されて役に立てたな、貢献できたなと思えた時には幸せを感じます。

それが家庭だとどうなのかというと、なかなか日常的に妻に対し、夫に対し、ありがとう、

あなたのおかげだよと伝え続けられている人は少ないかもしれません。

でも、あなたのおかげで家族が成り立っているよというメッセージを送ることは幸せのために

重要なことだと思います。

長いこと生活を一緒にしていたり、子供が生まれて生活パターンが変わったりすると、どうしても

相手の短所が目についてきてしまいがちです。

でも、自分にも必ず短所はあるのだから、相手にも短所があって当然、相手だって途上の人間なの

だから、家族となった以上は短所は当然あるものとして受け入れていく他ないんだろうと思います。

逆に幸せになりたかったら、夫婦間でやってはいけないのは、あって当然の短所を必要以上に

指摘してお前は役立たずだなというメッセージを送ることだと思います。

そういうメッセージを送ってしまうと、私は家族の中で貢献できていないし、ここにいては

いけないんだという幸せとは真逆な感覚になっていきます。

長く生活していれば言いたくなることはあるでしょうが、前提としてまずは存在してくれてありがとう

ということを意識していれば、何かを言うにしても言い方が変わってくるのかなと思います。

こんな事を思ったりする今日この頃です。