【コラム】面会交流について考えてほしいこと
こんにちは。
そろそろ紅葉の季節だなあと思っていましたが、週末の天気が悪いみたいで
どこかに出かける予定も立てられませんね。
さて、離婚の案件で多く問題になるのが面会交流です。
子と会いたいという相談もあれば、子と会わせたくない、子が嫌がっているという
相談もあり、面会の具体的方法の取り決めが問題になることもあります。
夫婦も子も様々なので一概には言えませんが、子の面会の意義というものとして、
子が親から大切にされているという実感を持つことだと思っています。
子が両親から大切にされている、愛されていると感じる機会を持つことで、子の心に
自己肯定感を育むことが出来るし、自己肯定感は今後の人生を幸せに生きていくために
必要不可欠のものだと思います。
面会交流の問題を考える時にこの視点を夫婦両方に持ってもらいたいと考えています。
面会はあくまでも子の利益の為であって、子と同居している親には子に愛されている
という実感を持ってもらうことは何より重要なことだと理解をしてもらいたいですし、
反面、面会を求める親にも、面会はあくまでも子の利益のためであって、会いたい親の
寂しさを埋めたり、自尊心をみたすためのものではないということを理解してもらい
たいと考えています。
事案は色々ですが、夫婦間の葛藤とは別に、子に愛されている、大切にされているという
感覚を持ってもらうためにという事を考えていくことが重要だと思っています。
そうは言っても、別居に至るまでに色々な経緯があって、別居に至っていますので、
そう簡単ではないのですが。
なお、子の意思については家庭裁判所で家庭裁判所調査官の調査が実施されることも
ありますが、それについても後日触れたいと思います。
なお、児童の権利条約9条3項は、「「締結国は、児童の最善の利益に反する場合を除くほか、
父母に一方又は双方から分離されている児童が定期的に父母のいずれとも人的な関係及び
直接の接触を維持する権利を尊重する」と規定しています。
色々な事案があるのですが、まずは、ご相談者の方の事情をよくお聞きして、その方にとって
最もよい解決方法を一緒に探っていきたいと考えておりますので、お悩みの方にはどんどん
相談をしてもらいたいと考えています。

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